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こころこんばんわ

夏目漱石の「こころ」を読んだ。

読み終わった後は胸が締め付けられるような思いがした。
かんたんにいうと人の心がいかに勉強をして理屈をこねたところで実際の出来事(ここでは恋)に簡単に揺らされてしまうということが書いている。

ギクッとした方も多いのでは?
ここで主人公のお父さんが主人公にむけて

「大学へ行くと理屈っぽくなって困る」

と語る。
これが本質をついていて実際の出来事を科学的、論理的にだけ捉えていても現実はそうでないことが多いんだ。その壁にぶつかり人は丸くなるんだろう。

最近気づかされたよ。トホホ。

これを読んでいると茂木健一郎と南達哉というお坊さんの対談を思い出す。
南さんが

「仏教というのは上手な生き方をまなぶもんだ」

と言っていた。これは科学や論理学、文学なんかも上手な生き方を学ぶものかもなって思わされる。
実際本ばかり読んでいたって実際の出来事と重ね合わせねばたいとくしたことにならないし、知識を振り回すだけでは薄っぺらい表面的なことしか捉えられなくなる。

これをよんでもっと早くに海外旅行に行くことを決心したよ。

ほんとに面白いのでみなさん一読を。

ちゃんちゃん

by hama_boy | 2010-03-11 01:46  

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