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大きさ

いろんな人のコンペ案を見ていて面白いものがある。

住宅を造るときその部屋の大きさをどのくらいに設定するかだ。

だいたいはリビングやその部屋の配列の仕方に提案の醍醐味があって個室の大きさというのはきわめて素の自分の感覚が出やすい。

僕は小さいのが好きだ。

でもその小ささが奇妙な小ささを持つ方が好きななのである。

すごく狭いのに天井だけ少しだけ高いとか天井低いのに少し広いとか。

大きな窓があってそこを小さな部屋として使うとか。



しかしその感覚とは反対にゆったりとした部屋をつくる人がいる。

だいたいそこではその空間をハンドリングできない魅力にかられてやる人が多いみたいだがそれは果たしてどんな意味や価値、使い方を勝ち取るのであろうか。

不思議なのはリビングのように使える事である。

しかし、自分の部屋だけど家族とつながる事に対しては無配慮でいいのか、と考えるとそのあり方は一変してくる。

ほかにもいろいろな価値観がそこに含まれる。

小さい部屋だって他の部屋とのつながり方で大きさを感じれると思うし、大きい部屋でもあるこじんまりさを売りにする人があってもいいと思う。

そこには多分一つ一つに語られる利点と問題点があって、ここでは照準を絞って語る事はできないけど。

ただ1ついえるのはユーザーは大きな部屋を求めているという事。

それは個人の世界をより作っていきたいという事。

何かインターネットなどの個人的活動の欲求が求めているものだと思う。

そこをつなげる事は一般解を求める企業に対して少し進んだライフスタイルを提案でいる事になるのかもしれない。

何をもって家族というのか。

そもそも人は集まって暮らすべきなのか。

その利点ははっきりとは言えないし言語化する必要も無い。

ただ直感として必要であるという事はわかる。

そこに対してくつろぐというあり方以外での人とつながりとかも作っていく事も必要だと思った。

by hama_boy | 2008-05-27 00:37  

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